今回は2024-25シーズンに廃止・閉鎖・営業中止が確認されたスキー場を地域別に一覧でまとめました。また、閉鎖の背景にある理由や、今後廃止が予定されているゲレンデについても解説しています。

【2024-25シーズン】廃止・閉鎖・営業中止スキー場一覧
ステータスは以下の3種類に分けています。
- ❌ 廃止確定:正式に廃止・廃業が発表されたスキー場
- ⚠️ 営業中止(事実上の廃止):再開の見込みがほぼないと判断されるスキー場
- ⏸️ 営業中止(再開未定):公式に中止を発表しているが、再開の可能性が残るスキー場
🗾 北海道エリア
| スキー場名 | ステータス | 主な理由 |
|---|---|---|
| 旭山雪の村 | ❌ 廃止確定 | 設備・機材の老朽化 |
| ニヤマ高原スキー場 | ⚠️ 事実上の廃止 | 2シーズン連続で営業中止・理由非公表 |
旭山雪の村(北海道)
設備・機材の老朽化を理由に廃止となりました。地元の子どもたちや家族に親しまれていたゲレンデでしたが、更新投資が難しく、惜しまれながら幕を閉じました。
ニヤマ高原スキー場(北海道)
2023-24シーズンに突然の営業中止を発表。明確な理由は公表されないまま、2024-25シーズンも何も発表がなく、事実上の廃止とみられています。
🗾 東北エリア
| スキー場名 | 都道府県 | ステータス | 主な理由 |
|---|---|---|---|
| やくらいファミリー場 | 宮城県 | ⏸️ 営業中止(再開未定) | 雪不足(2日しか営業できず) |
| 大曲ファミリースキー場 | 秋田県 | ⚠️ 事実上の廃止 | 利用者減・設備老朽化 |
| 松森スキー場 | 秋田県 | ⏸️ 営業中止 | 利用者減・設備老朽化 |
| 湯口内スキー場 | 秋田県 | ⏸️ 営業中止 | 利用者減・設備老朽化 |
| 平田スキー場 | 山形県 | ❌ 廃止確定 | 施設老朽化 |
| Blue Resort MINOWA(箕輪) | 福島県 | ⏸️ 営業中止(再開目指す) | 賃金未払いによる全従業員退職 |
| グランディ羽鳥湖スキーリゾート | 福島県 | ⏸️ 営業中止(再開未定) | 温暖化・利用者減 |
やくらいファミリー場(宮城県)
温暖化による雪不足が深刻化し、2023-24シーズンはなんと2日間しか営業できないという事態に。「今後も雪不足の懸念を払拭できない」として、2024-25シーズンの営業を中止しました。来シーズン以降の再開は未定です。
大曲ファミリースキー場(秋田県)
地元ファミリーや初心者に長年親しまれてきたゲレンデ。2024-25シーズンは利用者減少と設備老朽化を理由に営業を中止し、現時点で再開の見込みはないと報道されています。
平田スキー場(山形県)
施設の老朽化に伴い、眺海の森テニスコートやちびっこゲレンデなどとあわせて廃止となりました。
Blue Resort MINOWA(福島県・猪苗代町)
スノーボードのコース構成が充実していたことで知られる福島のゲレンデ。2024年7月に運営会社の全従業員が賃金未払いを理由に退職し、併設ホテルも休館。2024-25シーズンの営業を断念しました。猪苗代町が再開を目指して新会社を設立しており、今後の動向が注目されます。
グランディ羽鳥湖スキーリゾート(福島県)
「近年の温暖化による営業可能日数の減少、スキー利用のお客様の減少により、営業継続が困難な状況が続いている」として2024-25シーズンの営業を中止。HPから営業中止のお知らせ以外のコンテンツが削除されており、再開のハードルは高そうな状況です。
🗾 関東エリア
| スキー場名 | 都道府県 | ステータス | 主な理由 |
|---|---|---|---|
| 村上市ぶどうスキー場 | 新潟県 | ❌ 廃止確定(再開目指す) | 利用者減・リフト老朽化・人手不足 |
| Mt.グランビュースキー場 | 新潟県 | ⚠️ 事実上の廃止 | コロナ明け以降2シーズン連続営業中止 |
村上市ぶどうスキー場(新潟県)
1988年に開業し、村上市唯一の市営スキー場として地域に根ざしてきたゲレンデ。開業当初は年間約2万人の利用者がいましたが、近年は1万人を下回る状況が続いていました。リフトの老朽化や人手不足も重なり、2025年3月9日をもって廃止となりました。
ただし廃止後に株式会社シンクファーストが施設を無償で譲り受け、「ぶどうスノーリゾート」として再開を目指しているという明るいニュースもあります。
Mt.グランビュースキー場(新潟県)
コロナ禍の2022-23シーズンまで営業していましたが、コロナ明けの2023-24シーズンから営業を中止。2024-25シーズンも動きがなく、事実上の廃止とみられています。
🗾 中部エリア
| スキー場名 | 都道府県 | ステータス | 主な理由 |
|---|---|---|---|
| 母袋スキー場 | 岐阜県 | ⏸️ 営業中止(再開未定) | 3シーズン連続で小雪・雪不足 |
母袋スキー場(岐阜県)
2022-23、2023-24と2シーズン続けて小雪で営業できず、2024-25シーズンも12月28日に営業中止が発表されました。3シーズン連続で滑れないという厳しい状況が続いています。
🗾 中国エリア
| スキー場名 | 都道府県 | ステータス | 主な理由 |
|---|---|---|---|
| 津黒高原スキー場 | 岡山県 | ❌ 廃止確定 | 技術管理者確保できず・老朽化 |
| スノーリゾート猫山 | 広島県 | ⚠️ 事実上の廃止 | 電気代高騰・施設老朽化 |
津黒高原スキー場(岡山県)
リフト運行に必要な技術管理者の確保ができず、2023-24シーズンに営業中止。2024年12月に真庭市から正式に廃止方針が示されました。利用者の減少と設備費の増加が長年の課題となっていました。
スノーリゾート猫山(広島県)
電気代の高騰と施設の老朽化により、2023-24シーズンに営業中止。2024-25シーズンも何も発表がなく、事実上の廃止とみられています。エネルギーコスト上昇が直撃した典型的なケースです。
【参考】今後の廃止が決まっているスキー場
まだ営業は続いているものの、すでに廃止の方針が公式に示されているスキー場です。行きたい方は早めに計画を!
| スキー場名 | 都道府県 | 廃止予定時期 |
|---|---|---|
| だんパラスキー場 | 北海道・室蘭市 | 2027年3月(令和9年) |
☝️ 福島県・南会津町の会津高原だいくらスキー場と北日光・高畑スキー場はいったん2031年3月の廃止方針が示されましたが、その後2025年6月に町営4スキー場の存続が決定しています。綱渡りの状況が続いていますが、ひとまずは安心ですね。
なぜスキー場の閉鎖が増えているのか?5つの理由
廃業ニュースが続くのには、複数の問題が絡み合っています。

① スキー・スノボ人口の減少
日本のスキー人口は1993年の約1,800万人がピーク。その後バブル崩壊とともに急落し、現在はその半分以下になっています。利用者が減れば、当然リフト券収入も落ち込みます。
② 温暖化による雪不足
年々深刻化している雪不足。標高が低い小規模スキー場ほど影響を受けやすく、「今年は雪が積もらなくて営業できなかった」というケースが増えています。やくらいファミリー場のようにシーズン2日しか営業できないという極端な例も出てきました。
③ リフトや設備の老朽化
1980〜90年代のバブル期に整備されたスキー場では、リフトや圧雪車が老朽化のピークを迎えています。更新には数千万〜数億円かかりますが、利用者が減った状態では投資回収が見込めない。「投資できない→施設が古くなる→客足が遠のく」という悪循環が各地で起きています。
④ 人手不足
スキー場の運営には、リフト係員・パトロール・整備スタッフなど多くの人が必要です。しかし冬季限定の季節労働は人が集まりにくく、Blue Resort MINOWAのように賃金未払いによる全従業員退職という最悪のケースも起きています。また津黒高原スキー場では技術管理者の確保ができないことが直接の廃止理由となりました。
⑤ 維持費・エネルギーコストの増大
電気代の高騰で、リフトの運行コストや人工降雪機の稼働コストが上昇しています。スノーリゾート猫山はこれが直接の廃業理由です。収入が減る一方でコストが増えるため、特に小規模な公営スキー場は赤字が積み重なりやすい状況です。
閉鎖を防ぐために僕たちができること
「好きなゲレンデをなくしたくない」という気持ち、スノボ好きなら誰でも持っているはず。完璧な解決策はないけれど、自分たちにできることはあります。
- ☝️ 実際に滑りに行く:当たり前ですが、これが一番の支援です。特に平日の利用はスキー場も助かります
- ☝️ シーズン券・前売り券を買う:シーズン前の収入確保に直結します。自分もお得になるので一石二鳥
- ☝️ SNSで口コミを発信する:広告予算が少ないローカルゲレンデにとって、口コミは集客に大きく影響します
- ☝️ 周辺の宿や飲食店も使う:地域経済全体を支えることが、スキー場の存続にもつながります
僕自身も「また来シーズン行こう」と後回しにしていたゲレンデが閉まってしまった経験があります。「行ける時に行く」って、本当に大事だなと感じています。
まとめ:2024-25シーズンに閉鎖・廃止されたスキー場
2024-25シーズンに廃止・閉鎖・営業中止が確認されたスキー場をまとめます。
- ❌ 旭山雪の村(北海道):廃止確定
- ⚠️ ニヤマ高原スキー場(北海道):事実上の廃止
- ⏸️ やくらいファミリー場(宮城):営業中止・再開未定
- ⚠️ 大曲ファミリースキー場(秋田):事実上の廃止
- ⏸️ 松森スキー場(秋田):営業中止
- ⏸️ 湯口内スキー場(秋田):営業中止
- ❌ 平田スキー場(山形):廃止確定
- ⏸️ Blue Resort MINOWA(福島):営業中止・再開目指す
- ⏸️ グランディ羽鳥湖スキーリゾート(福島):営業中止・再開未定
- ❌ 村上市ぶどうスキー場(新潟):廃止確定(「ぶどうスノーリゾート」として再開目指す)
- ⚠️ Mt.グランビュースキー場(新潟):事実上の廃止
- ⏸️ 母袋スキー場(岐阜):営業中止・再開未定
- ❌ 津黒高原スキー場(岡山):廃止確定
- ⚠️ スノーリゾート猫山(広島):事実上の廃止
閉鎖・廃止の背景にあるのは、スキー人口の減少・温暖化・老朽化・人手不足・エネルギーコスト増という複合的な問題です。特に地方の小規模スキー場ほど、これらの影響をダイレクトに受けています。
好きなゲレンデがいつまでも営業し続けるとは限りません。「今シーズンはここに行く!」と決めたら、ぜひ足を運んでみてください。それが一番の応援になります。
なお、スキー場情報は随時変わりますので、来シーズン以降は必ず各スキー場の公式サイトで最新情報をご確認ください。
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